GBRをしてから骨ができるまで、通常約半年位かかります。使用するメンブレン(膜)には吸収性(放っておいても溶けてなくなってしまう)のものと、非吸収性のものがあり、非吸収性のメンブレンを使用した時は、数ヶ月後にメンブレンを除去する手術が必要になります。
インプラントを埋め込むのに十分な骨の厚みや幅がない場合に、その不足している部位を補うために、患者様ご自身の骨や人工骨でなどで補填する方法のことです。
インプラントを植立する前に行う方法
インプラントの前準備としての方法です。
まず、歯肉の中に骨の再生を促す特殊な膜を入れます。
状態によって異なりますが、4〜8ヶ月間骨が成熟するのを待ちます。
その後、膜を除去するとインプラントに適した骨が膜の下に再生しています。
そこで初めてインプラントの植立を行います。
この方法は治療期間が長くなりますが、もともと大きく骨の幅がない人などはこのGBR法を行ってからインプラントを行う必要性があります。
無理な状態でインプラントを行ったとしても長期的な安定は期待できません。
インプラントと同時に行う方法
インプラントを行うには骨が少ないが(骨幅に問題があるが)、術前GBR 法をしなくても大丈夫な場合に適応します。
インプラントを植立すると同時に膜を併用します。
3〜6ヶ月後に膜を除去し、上部構造を作成し被せます。
1.骨が吸収し、幅が狭い |
2.遮断幕を設置する |
3.骨が新しく出来る |
4.インプラント植立 |
骨が不足していたことを理由に諦めていた方、まずはご相談ください。
抜歯してすぐにインプラント治療をしたい方もご相談ください。